誠実さの実践
信頼 ● 誠実さ ● 説明責任
誠実さを通じた信頼の確立
どのような方法で問題の報告を行っても、報復は許容されません。問題を報告したことで報復を受けていると考えられる場合、または報復の恐れがあると考えられる場合、人事部門またはインテグリティー＆コンプライアンス部門に連絡してください。
職場での信頼の確立
職場で誰かについて失礼な冗談や感想を口にすることは許容されません。ある人にとっては許容範囲で面白おかしい、あるいは一般的な固定観念に思えたりすることでも、他の人にとっては好ましくないことや、誹謗や攻撃に当たることがあります。
このような不適切な行動については、対立的にならずに敬意をもって同僚に話すことも可能です。前向きなアプローチの場合は次のように言うでしょう。「あなたが意図的に誰かを傷つけようとしているわけではないことを知っていますが、あなたの冗談は、相手を傷つけるかもしれません」。不快過ぎて同僚と話し合いができない場合は、上司に話すか、スピークアッププロセスに従ってその問題を報告してください。その問題が適切に対処されていないと感じた場合は、スピークアッププロセスを使用して問題提起することもできます。
はい。健康と安全の確保、環境の保全は、私たちすべてが責任を負うべきものです。誰かがけがをする前に、その問題をすぐに報告すべきです。
はい。この状況について、利益相反に関するプロセスに従った会社の審査を受ける必要があります。場合によっては、他団体の役員に就任することが利益相反になります。会社がその役への就任を承認する場合、承認に特定の条件が伴うことがあります。
はい。機密情報を保護する義務は継続します。Alconによる雇用が終了した場合、Alcon在籍中に取得したり学んだりした機密情報、または権利で保護された情報は、自分が創出したものであっても、使用、保持、または開示を行ってはなりません。
市場での信頼の確立
いいえ。納期がどれほど短くても、製造プロセスで何らかの手順を省略することは、決して許されません。安全に関するものを含め、製造プロセスでの要件への違反は許されません。研修を通じて学んだ会社のプロセスすべてを遵守し、逸脱があれば報告しなければなりません。プロセスを今後改善する方法について、部門長に相談することも奨励されます。
このコードの「スピークアップ」の項で述べられているように、直ちに状況を会社に報告すべきです。顧客が返品をした場合、顧客と営業担当の双方が、数量に応じたリベートまたは歩合の形で不正な金銭的利益を得ている可能性があり、詐欺行為と見なされる可能性があります。これは、証券規制当局に提出されたAlconの財務諸表に記載の売上高と売掛金に、結果として虚偽の申し立てがあったことにもなり、これが重大な場合、国からAlconへの罰金または刑罰につながることがあります。
権限を付与された会社の広報担当者でない限り、公開または公的に投稿されたどのような内容に対しても、反応すべきではありません。ただし、適切なフォローアップ措置が検討されるように、（[email protected]）に通知することが重要です。
輸入と輸出に関する法的要件は常に遵守しなければなりません。そうした法律に違反すれば、罰金や刑罰の可能性など、重大なリスクにさらされることになるからです。グローバルトレードコンプライアンスの担当者に連絡し、この状況に対処する最も効率的な方法を確認してください。
その情報がまだ一般に知られていない場合は、友人の質問に回答してはいけません。情報が公開されているか分からない場合は、会社の弁護士に確認してください。
社会での信頼の確立
いいえ。政治的団体や候補者を個人的に支援することを目的に、会社の資金や施設などの資源を利用することは許されません。会社がこうした催事を事業目的で行おうとする場合にそれが許されるのは、地域の法律で許されていて、なおかつ会社の弁護士からの書面による事前の許可がある場合に限られます。
はい。そうした要件は、Alcon従業員全員に等しく適用されます。